リモラブ、イチャコラの発音に違和感
「リモートラブ」というドラマの中で一つ、どうしても気になるというか違和感があって仕方ないことがある。
それはドラマ内で使用された「イチャコラ」という言葉の発音だ。
最初「イチャコラ」と聞いた時、何か最近の新しい流行り言葉なのかと思った。
ドラマ内でのその言葉の意味は、恋人同士かイチャイチャする様子だそうなのだが、なんだかとてつもなく違和感のある言葉のような気がしてならなかった。
その後ドラマが進む中でその言葉は数回出てきたのだが、ある時ふと思った。昔、というか昭和の頃のドラマで、恋人同士がイチャイチャしているのを、中年のおじさんとかちょっと不良っぽい輩のキャラクターの人が「イチャコラしてんじゃねーぞー」と冗談混じりに言う場面に遭遇したことがあった時。
つまり「イチャコラ」と言う言葉自体は以前からあったのだ。ただ、元々聞き覚えのある「イチャコラ」とリモラブ内での「イチャコラ」には決定的な違いがあった。
それは発音だ。
昭和の「イチャコラ」は、イチャイチャしていると言いたい時、「イ」の部分を強く発音して、2回繰り返す「イチャ」の2回目を「コラ」に変化させることで「イチャイチャ」をちょっと砕けたように活用しているのに比べ、リモラブの「イチャコラ」は、例えば、リモラブ、ブログのやうな独立した単語として存在し、発音は強弱なく平坦だ。
この違いにとても違和感があり、なんだか収まりの悪い感じがした。
強弱のない発音で独立した単語として使うなら「イチャイチャ」でいいではないか。なぜあえて「イチャコラ」を使う必要がある?
このドラマの制作者に聞きたい、「どうしてこの単語、どうしてこの発音にしたのか?」と。
まさか、脚本家は昭和の発音をイメージしたが、平成生まれの俳優がそれを知らなかったためあのような発音になったなどということはないだろうが、、。
謎は深まるばかりである。